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東京九州フェリーに就航する新造船の命名進水式が行われました
8月7日(金)、三菱重工業株式会社長崎造船所において、
東京九州フェリー株式会社の横須賀~新門司間に就航する第一船の命名進水式が執り行われ、
「はまゆう」と命名されました。
「はまゆう」は横須賀市の花であり、花言葉“どこか遠くへ”の通り関東と九州の架け橋として、新たな需要を開拓します。
本船の高速性(航海速力28.3ノット)を活かし、横須賀~新門司間を約21時間で運航します。
(予定)
*就航時期 :2021年7月
*就航航路 :横須賀~新門司間(976㎞)
*運航ダイヤ:日曜日を除く週6便運航
横須賀発 23:45 新門司着 翌日21:00(予定)
新門司発 23:55 横須賀着 翌日20:45(予定)
〇就航船舶の主要目
全 長: 222.5m
総トン数: 約15,400トン
主 機: 8,540kw×4基
速 力: 28.3kt(航海速力)
積載台数: トラック 約154台 / 乗用車 約30台
(車両甲板は2層構造となっております。)
旅客定員: 268名
デラックス 2名 × 2室 = 4名
ステート和洋室 4名 × 18室 = 72名
ステート (ウィズペット) 2名 × 2室 = 4名
ツーリストS(1名個室寝台) 62名
ツーリストA(傾斜階段式2段寝台) 96名
ドライバー室(1名個室寝台) 30名
上記ダイヤにより、関東~九州間の貨物輸送で3日目配送が可能となりサービス向上が期待できます。陸上輸送に比べ渋滞や事故のリスクが低減され、輸送環境も安定していることから品質面でも安全な輸送手段といえます。また、船内設備として青果物・生鮮食品や冷凍食品など鮮度を保持する電源設備や、トラックドライバーがゆっくりと休息できるドライバー専用の浴室や食堂を備え付けています。
船内は3層吹き抜けのエントランスとシースルーエレベーターを設け、豪華な船旅気分を演出します。レストランやバーベキューコーナーで海を眺めながらのお食事を楽しむことができ、最上階では太平洋の風を肌で感じながらの露天風呂、プラネタリウムや映画を観賞することができるシアターが備え付けられています。船室は専用テラス付き個室の他、家族が利用しやすい和洋室、ペットと同伴できるウィズペットルームを用意しています。ツーリストクラスもプライベート空間が確保された寝台により快適な船旅を提供します。
本船は新型最適船型の採用などにより、在来船と比べ約6%の省エネルギーが実現可能となっています。SOx(硫黄酸化物)の排出規制への対応策として、主機関(4台)及び発電機関(3台)に排ガス浄化装置(スクラバー)を搭載します。
環境問題やドライバー不足を背景としたモーダルシフトの受け皿として、また多様化する観光ニーズに対応して、関東圏と九州圏を結ぶ物流や観光の一翼を担います。
引き続き東京九州フェリー、新日本海フェリーのご愛顧の程お願い申し上げます。